雨の日に起こった事
9月12日
朝が目が覚めると、横殴りの雨が町を洗っていた
その雨は強かった
あらゆるものを流してしまいそうなほど風と相まって強くなっていた。
窓が、がたがた揺れる
木が、ごうごうと体を震わせている
仕事に行かなければ
その音は私を急かすように強めていった
いつものようになれた手つきで準備をする。
朝は食べない。シンプルに食欲が無い。
お茶を一杯飲むだけである。
テレビに眼をやる
ニュース番組
ん
何?
警報が出てるだと?
しかも私の住んでる地域の広範囲に
胸が高鳴る
心躍る
何故か
子供が来ないかも知れないからだ
警報による休校で子供が来ないかも知れない・・・
あ、なんのこっちゃ意味が分からないあなたの為に説明するが
私は小学校と幼稚園の事務に勤務している。
そのため子供が来ない、その保護者も来ないとなると電話もかかって来ない
これは非常に仕事の負担が減り、また早く帰れる絶好のチャンスなのである。
喩えて言うなれば、飲食店において、その日の売り上げは確保されているのに客は一人も来ない。という状況だ。これはシコれr
胸を高鳴らせ私は学校に向かった
雨の中少しばかりの遅延はあったが、無事に学校へ到着
事務室は思いの外静かであった
なぜなら現時点で確定している事は、8:30まで自宅待機であり
それまでに動きは無い。
私は自分の席に座り、おもむろにPCの電源を入れた。
そしてすぐさま、雨雲レーダーと気象庁の警報・注意報のページを開いた
うむ、青と赤が混じった雨雲が学校付近の地域を覆っている
いける・・・
いけるぞ・・・
8時半までに警報が解かれなければ今日は休校だ・・・
ふと時計に目をやる
8時5分
あと
あと
25分・・・
そこからの25分は今まで生きてきた中で
最も長い25分間であったのは間違いないだろう
秒針の進みが遅く感じる
早く・・・
早く・・・
早くッ・・!
ほかの事務員が保護者へのメールの準備を始めだした
これは・・・
勝った・・・
時刻は8:25
まず間違いなく休校園だろう
それから少ししてメールが配信された
もちろん休校園のお知らせのメールだ
勝った・・・
勝ったのだ・・・
今日の学校は無しだッ・・・!
しかし、その刹那
安堵と静寂を切り裂くように電話がけたたましく鳴った
ほかの事務員が受けたその電話は学校が休校か否かの問い合わせであった
ここまで来て何をのたまうのか
休校園のメールは既に送られている
するとどうしたことか
衝撃の事実が判明した
なんとその警報は
8:28に解除されていたのだ!
気分が悪くなってきた
頭がいたい
汗が止まらない
ウッ・・・
ちくしょう、産気づいてきやがった
早く確認を・・・
保留が切れた
どっちだ
あるのか
ないのか
頼む
頼むッ・・・
休みであれッ・・・・
やった・・・
やったぞおおおおおおおおおあしだfじおふぁhfghばんもふあうjわおmfがアナルがぴおがhん:
我々は泣いた
涙を流し、抱き合った
ああ
すごい
太田しか眼に入らない
あああ
うんこ漏れそう
ああ
アナr
ありがとう
しごとしよ