わたしの生活独語記

日常で感じたことをつらつらと書いています

よく生きる事と自己愛のジレンマ

 

 

 

 

最近おもしろい記事を見つけた

dot.asahi.com

 

ふとみたこの記事で氏はこんなことを仰っていた。

 

 

 

 

「ちゃんとメシ食って、ちゃんと風呂入って、ちゃんと寝ること。そういう人にはかなわないよ」

 

 

 

 

まったくもってそうだと感じる。

正しく生きている人にはなんというか、芯があって、つよいというか

良く生きてる。

 

体とマインドのつながりをほとほと思い知らされる 

 

 

 

 

 

私はトリプルでおろそかである。

 

適切な時間にメシを食わずだらだらとして

風呂に入るのは2日に1度か、3日に一度。

そして目の下にクマがあることで知られている私だ。

 

 

ちゃんとメシ食って、ちゃんと風呂に入って、ちゃんと寝ようとするのを阻止する事情や存在がある訳ではない。

 

 

 

 

 

 

 

したいように生きていたらこのザマになった。

 

 

 

コレはいつの間にか、ふくれて、大きくなって、足かせに変化していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、直せる簡単な事だろ?直せよ。

 

 

と思うかもしれないが、当の本人からするとなかなかに大変な事なのだ

 

やることが一気に3つも増えたような感覚だ

 

 

 

ここまで直すのに抵抗があるのには何か理由があるのでは無いのだろうか

 

 

 

単純に、変わってしまうのが嫌なのだろう。

きちんとした生活になって、自分の中のあたりまえが精悍な顔つきになってしまったら
自分はつまらなくなってしまうのではないだろうか。

 

無駄を排除した形は美しいがそこまで削れる自信は無いし

いびつな形はそれはそれで愛しい。

 

 

 

かの桜井和寿大先生はこう仰った。

 

 

 

変わらない事があるとすれば、皆変わってくって事じゃないかな。

 

 

 

悲しい意味でも嬉しい意味でも、人は変わっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん。。。。

 

 

 

 

 

 

ちゃんと寝るぐらいすっかな

 

 

自分無くし

自分無くし

 

それが大切なんだそうだ。

 

 

通勤の中、電車で読んだ

「そして生活はつづく」

そして生活はつづく (文春文庫)
そして生活はつづく (文春文庫)
文藝春秋
2013-01-04

 

にそうあった。

 

 

 

いいパフォーマンスが発揮されるときは自分が無くなってそこになじむ時がある。

 

それはわかる。

 

 

自分はマジックというエンターテイメントを続けてきたからそれはわかる。

 

 

いい意味で飲まれるのだ。

 

 

そして溶け込む。

 

居心地がよいというと語弊があるかもしれない。

 

 

 

似てるようで違うけども、そんな感じだ。

そんな時は何をしてもよい方向へ進む。

 

 

それは自分中心の考えが極力捨て去られ、相手中心の考え方に無意識にシフトするからだ。

 

 

 

私は圧倒的前者。笑

自意識過剰の典型例だから緊張状態に放り出されるとすぐ自分中心になってしまう。

 

 

 

 

勝手に。

 

 

 

 

だから自分の場合は、うまくいく時は少なからずリラックスしているのだろう。

 

 

 

脱力ではなくリラックス

 

 

 

力がふさわしい程度に抜かれていて、強ばらず適度な受容性を含んでいる状態である。

 

 

 

これはなかなかに難しい。

 

 

リラックスは意識してできる部分とそうでない部分があるためだ。

集中するときなどは意識を向ける先が明確にあるから簡単にできるかもしれないが、リラックスとは意識と逆方向にあるため

 

 

「意識してリラックスする」

 

 

はなんというか言葉的に違和感。

というか微妙なパラドックスがある希ガス

 

困ったもんだ。

 

 

 

 

鈍感でもありたい。最近、切にそう思う。

なんでもかんでも勝手に勘ぐって敵を作り上げてしまう

このアンテナを壊してやりたい

 

 

まあが壊すまでいかなくても、時と経験が調整してくれるはずだろう。

 

 

 

 

秋口の朝

けだるい朝、血圧が高いくせに朝のめざめがドン引くほど悪い。

少し肌寒さも感じる秋の入り口に、朝食を食べる。

 

テレビを見ながら私は、少し厚手のズボンを履こうと思った

 

深い青のズボン

はく。

足を入れる、

太ももを通過、

腰に到達。

 

さ、ボタンしめよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ

 

 

 

閉まらない

 

 

 

 

あっれっええっwwwおっかっしいっwなあああっw

と一年の間に自分の腹部が大きく成長している現実に向き合いたく無いのと、社会人になり作り笑いが尚いっそう上手くなった事がかみ合い、誰に対して愛想笑いをしているのかまったく分からず、自我が崩壊し狼狽する

 

 

 

お兄さん本気になっちゃうぞwww

えいっww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入った。

 

 

 

 

チャックとそのボタンが金切り声をあげてもだえ苦しんでいる

 

凄まじい圧だ。1ミリたりとも勃起させる余地を与えていない。

 

しかし私はこれまでに無い達成感と、謎の愛想笑いで自然と上昇した血圧により

悦に浸り視力が二倍になった。

 

 

 

 

☆ 

 

 

 

 

 

バス停にてバスを待っている。

私が乗る時間はいつも尋常じゃなく人が多い。

 

まずバスが来るまでに並んでいる列が長すぎる。

 

当時、できたばかりの頃のUSJにあるアメイジングスパイダーマン・ザ・ライドを想像していただければ想像する助けになるだろう。

 

 

 

バスが来た。

 

もう混んでいる。

更に人が乗る

 

 

全員乗った。

 

それはもうすごい

 

バングラデシュ、いやバチカンの人口密度の500倍を超えてきそうな勢いで

押しくらのまんじゅうがパーリナイしている。

 

やっとのこさ出発

 

前にいるJKがスマホをいじっている

 

すると彼女のスマホの背景が目にとまった

 

 

ただ文字だけが書いてある背景だった

 

 

 

 

「痩せろ、デブ」

 

 

 

 

 

戦慄

 

 

 

 

 

恐怖

 

 

 

 

 

 

戸惑い

 

 

 

視力が二倍になっているせいで、より鮮明にその五文字は私の何かを破壊した

 

 

私があの場所に並んでいなければ彼女の背後に来る事はなかった

 

家に出る前に狼狽していなければあの場所に並ぶ事は無かった

 

 

 

 

おかしい

何かがおかしい

 

 

 

 

見ている

 

 

誰かが私を家に出る前から見ている

 

 

誰かが私をハメようとしている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んな事を考えていたら駅につきましたとさ

 

腹減った、なんか食お