わたしの生活独語記

日常で感じたことをつらつらと書いています

水風呂

 

知り合って長い、同い年の友人がいる 

 

彼には今まで彼女がいなかった

内気な性格な彼

何事にも準備を怠らない彼

つまりはネガティブ

自分から誰かを飲みに誘う事は無い

映画と本が好き

歴史も好きそう

仕事は公務員

 

 

そんな彼に三ヶ月前、彼女ができた

今まで触れたことのないかたちの愛に触れた

温かさを感じた

 

彼からの相談を聞いていると、少し前の自分を思い出すような

懐かしい気持ちになる

 

 

 

そんな彼から、風呂に行こうと誘われた

私を含めた4人で行く事になった

 

 

風呂にはサウナがあった

サウナで友人と他愛も無い話をした

 

 

楽しい話は時間の経ちも早い

気付けば体が熱くなってきた

ぞろぞろとサウナから出る

 

 

サウナから出てすぐのところに水風呂がある

 

 

 

彼は足先を冷たい水風呂の中にすこしだけ入れた

「俺は止めとくわ」

とすこし笑いながら言った

 

うん、そうだろうな

と私も思った

 

 

私と他の二人は水風呂へ、ざぶんと入った

 

熱が取れた感覚

 

私は出て、少し離れたベンチに座る

なにも考えずに水風呂に入った二人を見ていた

 

 

すると彼が戻ってきた

水風呂にまた足を入れている

 

笑いながら二人と話している

 

 

 

 

そうもしているうちに

 

入った

 

腰まで入った

 

すぐに肩まで浸かった

 

何と言っていたかは分からないけど

彼は笑っていた

 

 

 

 

 

 

 

彼には付き合って三ヶ月の彼女がいる